地方公務員が病んで転落しつつある話

偶の理性と心の反吐を書き散らす

【危機的】フォークリフト技能講習を受ける話【反面教師】

 先日、大型特殊免許についての記事で書いたように、そもそもはフォークリフト技能講習を短時間で終わらせるのが目的だった。そして、ついにその技能講習を受講することになったのだが・・・

 

 普通自動車免許を持っているなどすれば、フォークリフト技能講習は学科7時間と実技24時間の計31時間となる。そして、大特免許を持っていると、学科7時間と実技4時間の計11時間である。つまり、20時間の実技が免除される。

 

 さて、下図は31時間の場合の講習内容なのだが、ここから20時間の実技が削られるとどうなると思う? そう、走行の実技がなくなるのである。

  公道を走る免許を持っているのだから走行はできるでしょ。という理屈は分かる。分かるが、だからといって出来るかどうかは別問題だ。

 

 フォークリフトの操作系は見たところ大特の教習車と同じだが、後輪操舵という決定的な違いがある。それに、車輪は80度くらい回転して小回りが利くようになっているので、運転感覚は普通自動車とも大型特殊自動車とも違うはず。いきなりは無理。

 

 それでも、本当に4時間乗るなら何とかなると思う。中型限定解除でも、5時間でマニュアルと中型車の操作に馴れたのだから。

 

 だが、技能講習は運転免許の教習とはまるで違う

 

 受講者10人にフォーク1台という塩梅で、自分が運転するのは1時間半に1回10分程度、あとは他人の運転を見学して学ぶというものだ。つまり、私がフォークリフトを運転できるのはせいぜい30分程度。しかも、荷役の実技ということで、フォークを操作しての荷物の上げ下ろし練習がメインである。

 

地獄かよ。

 

 11時間コースの受講資格には、フォークリフトの特別教育を受けた後に一定の実務経験があるというものもあったはずなので、これはそういう人向けだ。大特の教習車にフォークリフトを使っている教習所がもしあるなら、そこの卒業者にとっては楽な講習だろう。しかし、私にとっては・・・

 

 唯一の希望は、技能講習の試験は色々と緩いということだろうか。今日は座学で、最後に試験はあったけれど、講義中に「これはテストに出します」と宣言するわ、「ここは今回のテストに出ないので飛ばします」でガンガン進むわ、挙句に「テストで基準点未満しか取れなかった場合は、そこだけもう1度やってもらいます」ときた。落とす気ゼロ。

 

 この調子なら実技試験も、多少不味くてもその場でやり直すとか、合格点に届かなくてもその日の内に再試験するとかありうる。というか、なかったらヤバい。

 

 大特免許でこの講習受けられるのおかしいよ。せめて走行の実技4時間足して丸2日の講習にしようよ。やってみたら意外と何とかなるかもしれないが、経験を積むという観点からは、大特免許持っていようと、31時間の講習を選択すべきだろう。